We will build a robust control environment for our India business| Erick Haskell
Adidas gets a new MD, Reebok India a New Life

ちょうど、前回少し触れたアディダスの件で続報がありました(SEBI、一定規模の海外子会社の強制的会計監査を検討中)。中国法人のCOOだった人が今度のインドのMDになるようで、そのインタビュー記事が掲載されています。

以前のインドの経営者のMDとCOOが、隠し倉庫を作ってそれを商品を横領していたと言うのがReebokに関する不正内容だったようです。これにより、300の店舗を閉鎖したとか。事件内容は現在も調査中で、定時株主総会の開催も遅れています。ただ、新しいMDは、事件はビジネス上の問題だったが、Reebokブランドに対する影響はない、と言い切っています。

詳細はわかりませんが、どうやら現地は自分の法人ではなくフランチャイズで経営していたようで、「フランチャイジーの出資額の18%」という固定額がフランチャイジー側の報酬だったようです。でこれを、「売り上げの35%」という形にするとか。どういう経緯で以前の契約がされたか不明ですが、これだとMDらからいくばくかのお金をもらえば、不正行為に加担しやすい構造だったと言えそうな気がします。 

そして、単一ブランドのFDI規制が緩和されたことも受け、今後は間もなくFDIにより直接法人を持つことを計画しているとのことです。クリケットの大きな大会にあわせ、新しいマーケティングも計画していると言うことで、トップを入れ替えてネガティブな印象を一掃する方針と言えそうです。