The India bar exam: a regulator’s rocky road

インドに司法試験ができたのは実はかなり最近の話で、それ以前は、いわゆる法学部を卒業して登録をすれば、弁護士業務ができる、ということになっていました。それが、2011年3月からAll India Bar Examinationという司法試験を導入し、今月9日には4回目の試験が実施されました。

ただ、そこはインドなので、当然スムーズに行くはずもありません。試験時間が遅れる、試験会場が非常に不便な場所にある、受験生が少なかったため会場設置が見送られた場所で受験生が怒る、試験時間中に受験生の間で回答が回される、予定されていた試験日程から試験を補助する民間事業者の選定にてこずり日程が二点、三転する、受験料が値上げされた、、などなど、まだまだ問題が多いようです。

極めつけは、司法試験委員会が司法試験を課していいのか、という点が争われたとのこと。そもそもインドの弁護士法に当たるThe Advovate Act, 1961は、一定の法学位をとった学生は裁判所にて法律実務を行うために州の弁護士会に登録できる、と定めています。一方、司法試験委員会がこの登録に追加的な要件(=司法試験の合格)を課していいということは法律に書いてありません。そこで、司法試験委員会は、これは「登録に先立つ要件」ではなく、「登録後」司法試験を受けずに裁判所にたつことだけを禁止するのだから、OKなんだ、と主張したとか。。
っていうか、司法試験作るときに、こんなこと誰も気づかなかったのでしょうか。不思議でしかたありません。

本屋で問題集が売っていたので見てみましたが、5択のマークシートで、ある法律用語の定義は何か、とか、ある内容を規定する法律の条文番号は何か、とかいう問題も含まれていました。。この問題集が駄目なものだっただけかもしれませんが、、、、うーん…という感じです。