Another inquiry to decide on action against Palghar cops

少しカバーするのが遅れましたが、実は先日のBal Thackeray氏の死去に関して、興味深い事件が起こっていました。
有力政治家、バル・タカレー氏死去。ムンバイの都市機能停止

都市機能が停止したといいましたが、この件について、「何で一人の人が亡くなったことでこんなに大事になるの」という趣旨の批判的なFacebookの書き込みをした女性と、それについて「いいね」を押した女性が、なんと逮捕されていたのです(確かもとの投稿自体、すぐに本人が言いすぎたことを認めていたかと思います)。Information Technology Actという法律が2008年に改正された際、"sending offensive messages through communication service"が犯罪とされたのですが、これを適用したとのこと。
これに対し、それはやりすぎだろうと各方面で批判が集中し、結局女性2人はすぐに釈放されました。ただ、事態はこれでは止まらず、 担当の捜査官は"unjustified"なことをしてしまったというレポートを提出しました(させられました?)。人権侵害の犯罪行為だという主張が続き、捜査官を刑事訴追だという声もあります。

この件については批判を受けて、政府当局もガイドラインや命令を出すべきだとされていますが、まずは法令解釈についての意見書を求めるようです。

ただ、"sending offensive messages through communication service"という法律の規定は、ガイドライン等で明確化する以前の問題として、そもそも非常にあいまいな気がします。本件で批判が上がるのはもっともなのですが、2008年の改正時にどのような議論がされたのでしょうかね。このような広い規制を必要とする社会的な背景がなにかあったのでしょうか。