Morgan Stanley to exit India banking on stricter rules

インドで銀行免許を持っていたモルガンスタンレーが、銀行免許を更新せず、投資銀行事業のみに集中するとのことです。ただし、NBFCとしては登録し、一定の金融事業はできるように保ちます。

銀行免許を維持するためには一定規模の資本やその他のリソースを維持しなければならないのですが、それが負担になったのだろう、とのこと。国内支店を持つにはさらなる資本支出が必要な上に、インドの銀行は、言っていき規模の農業事業への貸し出しも義務づけられており、これも負担と言えますね。

昨年3月に取得した銀行免許は、1年間これを利用しないと失効します。この期間を延長することは可能なのですが、モルガンスタンレーは延長はしないと決めました。
 
他の米系銀行はインド市場に参入していません。インドの町中を歩いていると感じますが、やたらめったら銀行の種類があり、国内での競争は厳しいのだろうと感じられます。一方で、新しい種類の銀行免許を認めようという動きもあるのですが(過去記事:銀行法、会社法改正案、下院にて可決)、各種負担とリターンの見込みを比べると、容易なマーケットとは言えないようです。