Sebi wants compulsory audit of key overseas subsidiaries of listed companies

もうすぐ今日付の新聞が届いてしまいそうですが、、昨日の新聞記事です。
買収時のDDでも子会社(特に海外)をどこまで見るかは、費用/時間的制約の観点から問題になります。お金と時間が無限にあれば、海外子会社が何をしているのかもきっちりチェックしてから買収の最終交渉をすべきですが、実際にはそうはいかず、契約上の表明保証などで手当てしつつ価格の交渉でも適宜加味する、という形で処理することも少なくないと思います。

インド法人の海外子会社について、 SEBIが連結の売上の20%を超える場合は強制的な監査を義務づけることを検討している、というニュースです。実際、アディダスがインドのリーボックのインド関係法人の不正な会計により、販売目標を引き下げ、別途制裁金を科された実例などが背景にあるようです。

実際のところ、大規模なインド法人は、任意的にきっちりした海外子会社の監査を行っているのであまりこの改正によってもインパクトはないだろうが、問題になるのは中規模以下の会社だろう、と書かれています。日系企業としても、最初から大きくインド進出するのは難しいから中規模程度の会社を買収することから始めようか、、などと考えていると、このような海外子会社の問題に直面することになるかもしれません。