Competition Commission to look into Diageo, USL merger

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合弁契約中のPut optionの有効性、SEBIが争う

先日、上記のM&AがSEBIから注目されていると書きましたが、どうやら独占禁止法を扱うCCI(Competition Commission of India)も同じくこの件を注視しているようです。そもそもM&Aに他国のような独禁法の観点からの審査が始まったのが2011年6月。そこから100件ほどの買収に関する審査が行われており、平均して3週間程度で承認が下りているそうです。法令上は、当事者による申請から210日を経過すると自動的に承認が下りたものと見なされるようになっていますが、それよりはかなり前倒しで案件が処理できているようです。

実態として、買収者のDiageoのシェアは3%ほど。USL自体のシェアが大きいので、足すと60%に近づくようですが、専門家はおそらくCCIの審査は通過するだろうと見込んでいますが、そのプロセスでクロージングが遅れていることは確かなようですので、ビジネス上の影響は否定できません。ある程度の件数の積み重ねによりCCIの実務は予見可能にはなっていますが、大型M&Aの際には日本企業も注意が必要です。

なお、本件が注目を集めているのは、売主のUB groupのPomoterのMallyaが現在経営悪化で航空免許を停止されているKingfisherを保有しており、こちらに売却代金を当てるのではないかと見込まれているからのようです。Kingfisherの件はまた後日取り上げたいと思います。