2013 projetcs new highs for markets as GAAR gets deferred to 2016

過去記事
GAARはいつ施行?予期せぬEUからの早期施行の圧力
租税回避行為否認規定(GAAR)の取扱いが間もなく明らかに

GAAR(一般的租税回避否認規定)の導入が昨年3月の予算案からずっと議論されてきましたが、結局、既に公表されていた1年延期して2014年4月から、というのをさらに2年延期して、2016年4月から適用開始、ということで落ち着きました。外国投資家もこれを好感したようで、ボンベイ取引所の指数は2年ぶりの高値に届いたようです。

従前より、税務当局側の裁量が強く認められ得るところが大きな懸念事項となっていましたが、これからほぼ3年間は、このルールの適用に備えてスキームを構築する準備期間ができたと言えます。昨年前半の経済のスローダウンを受け、政府が矢継ぎ早に対応した昨年後半からの各種投資刺激策の一部と位置づけられるのだと思います。当初の混乱を招いた点はさておき、外国投資家にとっては穏当な結論に落ち着き、よかったと思います。